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先日ご紹介した公演を見てきました。
今回は「劇工房 月ともぐら」の稽古場公演。もう七回目になるようです。

最寄り駅が門前仲町だったので、いまわしの茅場町で東西線に乗り換え。
茅場町から一駅で門前仲町につきました。
(その前に、日比谷線の仲御徒町で間違って降りたのはヒミツです)

地図を頼りに歩くこと、3、4分。意外と近かったです。大江戸線からは少し遠いもよう。
目的の富岡区民館について、中に入ったはいいのですが、もう思いっきり公民館。受付もなし。(そりゃそうだ)
関係者?らしき方々が一回のロビーにいたので、わけもわからず隅っこの方にたたずんでいると、壮年のご夫婦が入ってきて階段を上がっていく。
よくよく施設の使用表を見ると、「月ともぐら」は3Fホールを使用しているらしいのです。行っていいらしいとわかったので、恐る恐る階段を上り…
会場がありました。ほっとしました。

座席に置いてあるアンケートを見ると、稽古場公演とあったのでなるほど納得。こういう発表のかたちもあるんだと勉強になりました。
座席数は30くらい? お客さんも直接の知り合いオンリーみたいな感じで、アットホーム。感じよかったです。
布を使った簡易の舞台セットや照明なども新鮮でした。石神井でもこういうのができたらいいな~。

そして、女優さんによる一人芝居と、二人芝居「笑いの大学」の二本立て!
一人芝居が20分、セットの置き換えで10分、二人芝居90分で、全部で二時間のプログラムでした。いやあ、見応えあった!
どちらも役者で見せる脚本なので、舞台セットは最低限。置いてあるアイテムが的確なので、不足感はありませんでした。
個人的には、一人芝居の衣装がちょっと不足感あったかな… 衣装って意外と重要なファクターだと思うのです。どんなにいい演技をしてもらっても、一歩踏み外すと途端にリアリティを欠いてしまう恐ろしさ!! 重い、重すぎる…
我が身を切られるような思いで見てしまいました。怖いよ~。

一人芝居ってものすごく久しぶりに見た気がするのですが、なんだか「演劇!」って感じがビンビン伝わってきて心地よかったです。
20分って書くと短いような印象ですが、一人きりで20分間演じ続けて、しかも音楽とタイミングバッチリ合ってるってスゲエ…! と思いました。
個人的にはもっとどす黒い演技が好きなのですが、春芳さんというその女優さんは本当に可憐で、見ていてだんだん同情したくなるような感じでした(そういう芝居なんです!)。哀れな女って感じが伝わってきて、狂気じみたものもあって。でも可憐さが残るのはすごいなあ。
タイトル忘れてしまったのですが…クラシック音楽っぽいタイトルでした。

「笑いの大学」の方は完全コメディなので、かなりリラックスして見られました。脚本からしてわかりやすく面白いので、安定感ばつぐん。
後半のシリアスなシーンはさすがの説得力。見応え充分でした。ただそれに比べると、笑いのシーンは一段階元気がないような…?素人目には脚本だけでも面白く見えますが、やはり難しいんでしょうね。
とは言っても、かなり笑わせてもらった感じです。ありがとうございました。

で、笑いながら感じたことがありました。
見たのが二回目だというのもあるんでしょうが、この劇中の二人のやりとりが、作者の三谷幸喜さん自身の、喜劇への挑戦のように思えきて。
ただ面白いから、あるセリフをぽんと入れる。でも、そのセリフに必然性はない。それでいいのか?という問いかけ。
そこで伏線を張ったり、セリフをよりリアルに変えていったり…
「必然性のある面白いこと」というのは、まさにシチュエーションコメディと言われるものですよね?
それがつくられていく過程を見せるドラマでもあったのだと気がつきました。(高校の頃はそんなこと考えてもいませんでした^^;)
映画も見てみたくなりました~。
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コメント
観に行ったのね。
私は観に行けなかった。
なんか、すごく勉強してる。。。
私も、もっといろいろ観て勉強せねば。せねば。。せねば。。。

笑いの大学、映画バージョン観たよ。
つぼるさん出てるから観てみて、観てみて、探して観てみて。
【2006/09/14 00:30】 NAME[金魚] WEBLINK[] EDIT[]


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都内で活動する劇団・石神井童貞少年團の制作をしています。担当は受付・劇団ウェブサイト管理。
どうでもいいナツの日常から劇場までの道案内まで、いろいろ書いてます。定期更新じゃなくて本当にごめんなさい。